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電子顕微鏡の世界探索 ~キウイの種~

電子顕微鏡には表面を観察する走査型電子顕微鏡 ( SEM ) と観察する物を透過する電子線が作る像を観察する透過型電子顕微鏡( TEM ) の二種類があります。SEM は実体顕微鏡、TEM は正立型の光学顕微鏡に相当する働きがあります。このシリーズは二種類の電子顕微鏡で観察された身近な物の形の不思議を見ていただきたいと思い作成しました。今回は二回目で小さな種が沢山あるキウイフルーツの種子の表面がどのようになっているか?を観察する事に致しました。まず種を取り出します、種の周りには僅かに果肉が付着している為それを取り除く必要があります。方法はナイロン製のテイーバックを使用し、種を袋に入れて水中でよく揉みほぐしてから取り出すと表面の果肉は取り除かれています。これを充分乾燥しておきます。 生物組織の表面は電気が通ることは出来ません、真空中で電子線を種の表面を走査するとそのままでは電子が溜まりそれ限界を超えると放電して像が乱れてしまいます。これは雷雲に電気が溜まり落雷する現象に似ています。こんな現象を防ぐ為に表面に予め真空中で薄い金属の皮膜を作ってから観察します。キウイの種はどんな姿を見せてくれたでしょう。代表的な写真を示します。


60倍に拡大すると表面は凹凸がある事がわかります。 

一部を 200倍にしてみると表面はへこんで中になにかありそうです。

倍率を500 倍にしてみると何か粒状の構造がありました。個の部分は?

粒子が集まっている部分を3000倍に拡大するとこんな形をしていました。

一見何も無いような表面も拡大して観察すると以外な物が見えてきます。

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